SEKAI NO OWARIで哲学する〜「平和とは何か」編〜『Love the warz』

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SEKAI NO OWARI で哲学するとは?

SEKAI NO OWARIのことが大好きな僕が、セカオワの楽曲の深い歌詞について、勝手に哲学するものです。セカオワの曲には、たくさんの”考えさせられる”ものがあり、それについて噛み砕きながら、僕の見解や想像、考えを話していきます! 

簡単にゆうと、曲に出てくる歌詞を深掘ってみよう!ということです。

では、SEKAI NO OWARIで哲学するのお時間です!

今回は「平和とは何か」ということで、セカオワの「Love the warz」という楽曲を取り上げます!

https://www.youtube.com/watch?v=TlakPMoI9Po&feature=emb_logo

目次は次のようになってます。

①歌詞の解説

「Love the warz」は、悪者がいなくなれば平和が訪れるという願いのもと、平和のために戦ってきたというストーリーです。
戦争を繰り返し、やっと平和な世界が訪れます。でも、どこか違和感があるのです。

平和と幸せは別物?

そんななか僕らは生まれたLovelyでPeacefulな幸福な世界
魅惑の果実も魔法の道具もいくらだって手に入るこの世界
なのにどうしてこんな苦しいんだ夢も希望もありはしないんだ
僕らの幸せはどこにあんだよ平和の中にあるんじゃないの

作詞:深瀬慧/英語補作詞:Nelson Babin-coy
作曲:深瀬慧/中島真一

悪者がいなくなれば平和が訪れると信じていたその世界は、「生きづらい世界」であることに気がつきます。

食べたいものも欲しい物も手に入るのに、なぜ幸福を感じれないのだろう。なぜこんなに苦しいのだろう。

不自由なんかないこの世界でどんな自由を願ったらいいの?
幸福の中から幸せを僕らは見つけていけるのかな
でもそれはまるで昼に光るStarのように僕らはそれを見つけられない

作詞:深瀬慧/英語補作詞:Nelson Babin-coy
作曲:深瀬慧/中島真一

平和こそが幸せだと信じて悪を滅ぼしたが、いざ平和が訪れた結果、「幸福が当たり前になってしまい、その当たり前に幸せを見いだせない」ということが起きてしまうのです。

平和の在り処

果たして、そのような世界は平和と言えるのでしょうか。

朝がなければ夜もないそして悪がなければ正義もない
そして不自由がなければ自由もないだから戦争がなければPeaceもないのかい?
戦争を無くしてしまえば平和もなくなってしまうなら
僕らはどうしたらいいの?本当の平和は訪れない

作詞:深瀬慧/英語補作詞:Nelson Babin-coy
作曲:深瀬慧/中島真一

全てに対し対立するものがあると考えるなら、この歌詞のように「戦争がなくなれば平和もなくなってしまう」のかもしれません。

では一体、「平和」とは何なのか、「平和」だと思っていた世界に感じる「違和感」とはなんなのでしょうか。

The things we have lost along the way.
Hold on. Something is wrong. Just what are we forgetting?
Where’s the love?

(僕達は確実に「何か」を失った
アレ?ちょっとなんか変だ僕達は何を忘れてる?
あ、そうだ「LOVE」はどこ?)

作詞:深瀬慧/英語補作詞:Nelson Babin-coy
作曲:深瀬慧/中島真一

平和のために悪を滅ぼす過程で、忘れたものがあります。それは「LOVE:愛」です。
愛ある平和を望んで悪を滅ぼしたのに、訪れた平和な世界に「愛」はなかったのです。なかったというより、忘れてしまったのです。

それこそが「生きづらさ」という違和感の正体であり、平和への鍵なのではないでしょうか。

②ひらりくの見解

戦争がない世界=平和

僕はそう思っていました。世界から戦争がなくなれば、戦いがなくなれば世界平和は実現する。そう信じたいですが、「Love the warz」で歌われていたのは、そこに本当の平和は存在しないということです。

この考えが全てではないことはわかっていますが、納得した自分もいます。

しかし、

「戦争がある世界こそに平和は存在する」とも思いません。全てに対し対立するものがあると考えるなら、戦争がなければ平和もなくなってしまうでしょう。
ですが、本当にそうなのでしょうか。

僕は、戦争のない世界に平和は存在すると考えます。

ただし、「人類の記憶から戦争が無くなっていない限り」です。

世界から戦争が消えても、記憶から戦争が消えていない限り、平和は存在し続けると思います。

逆に記憶から戦争が消えれば、平和もなくなると思います。
どういうことかと言うと、あの辛い過去の記憶・経験があるからこそ、今の生活が当たり前ではないことに気付くことができます。今当たり前のようにある「幸福」を、幸せと感じることができるのです。

そして、その平和を守るために歴史を学ぶのだと思います。僕もそうですが、戦争を経験した世代ではありません。しかし、歴史を学ぶことで戦争の残酷さを知り、同時に今の幸福を知ることができると思います。

③本当の平和とは何か?

 では、戦争の記憶さえあれば平和は続くのでしょうか。
残念ながらそうとは限りません。戦争がないこの世界にも、小さな争い事は多くあります。いじめ、犯罪、人間関係の悪化……。

こうした世界は、平和と言えるのでしょうか。

僕が思う本当の平和とは何か。
それは、

みんなが幸せでいること  です。

おとぎ話のように聞こえるかもしれません。綺麗事かもしれません。
ですが、みんなが幸せでいることができれば、それは本当の平和と言えるのではないかと思うのです。

じゃあどうすれば「みんなが幸せになれる」のか。
一人ひとり幸せと感じる瞬間は違うため、一概には言えません。
一つ言えるなら、一人ひとりが「愛」を持って接することだと思います。


「世界平和のためにわたしたちはどんなことをしたらいいですか?」

ノーベル平和賞受賞のマザー・テレサは答えました。

『家に帰って家族を大切にしてあげてください。』

一人ひとりが一番身近な人を大切にすれば、それがだんだん広がって、世界平和につながる。愛を持って接すれば、いつしか本当に平和な世界が訪れる。

みなさんの思う”平和”とは何ですか?

”平和”のために必要なことはなんだと思いますか?

 記事を読んだ後で、もう一度曲を聴いてみてください^^

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